1)親への挨拶
・「結婚したい人がいる」の報告からスタート
まずは自分の親に、結婚したい人がいる旨を伝え、「彼(彼女)が挨拶に来たいと言っているんだけど…」と日程などの調整に入りましょう。まだ親と面識がない場合は、簡単なプロフィールを伝えるのをお忘れなく。交際の時期から交流があっても、結婚の挨拶は一つのけじめ、きちんと双方とも訪ねたほうが良いでしょう。まず先に彼が彼女を訪ねる場合が一般的。互いの家に無理の無いスケジュールを打ち合わせておきましょう。
・誠意ある挨拶で、親からの信頼を得よう
日程が決まったら、いよいよ挨拶へ。特に相手方の両親と面識がない場合は、初対面が結婚の承諾を得る場ともなるため、準備は万端に。服装は、できればスーツか、正装に近い清潔感のあるものが、相手方の親からの交換も得られて◎。手土産は持参したほうがベターで、事前に親の好みをリサーチしておくとよいでしょう。相手方の家の近場で揃えると、ついでに揃えた印象を与えてしまうので、配慮が必要です。
挨拶の場は、親も二人も緊張してしまうもの。事前に親の趣味や好きなものを聞いておくと、会話にも困りません。挨拶、自己紹介をし、世間話で場が和んだら、いよいよ結婚の意を伝えます。よく言われる「お嬢さんを僕に下さい」では、少々時代錯誤。「○○さんを幸せにします」「二人の結婚を認めてください」など、二人の誠意ある言葉でしっかりと伝えましょう。挨拶は、結婚準備のスタートであると同時に、親から人となりを見られる大事な場。形式ばる必要はありませんが、相手の親に「この人なら大丈夫」と安心してもらえるためにも、訪問の際の最低限の礼儀やマナーはぜひ身につけておきたいものです。
2)両家顔合わせ・結納
・形式よりも「心の準備」としての段取りを
両家を結びつける意味を持つ結納。最近は顔合わせの食事会で兼ねるところも多いようですが、九州はきちんと結納を行うカップルの比率が高い土地柄でもあり、結婚への大事な節目として見直されている流れもあります。ただし、結納をどうするかを二人だけ、もしくは片方の家だけの意見を聞いて決めるのは、あらぬトラブルのもと。地域やその家で守っているしきたりがある場合もあるので、双方の親としっかり打合せした後、顔合わせ・結納のスタイルを決めましょう。二人の関係が”交際”から”婚約”に進むこの大事な節目、実は親にとっても子供の結婚が現実味を帯び、「心の準備」のきっかけともなる大きなイベント。親の意を汲み取りながら進めていくことで、親の気持ちも徐々に二人の結婚式へと向かっていくはずです。
「顔合わせ」…かつては男性側が女性宅を訪問することが多かったですが、現在はレストランやホテルなど、外で行うのが一般的。二人が親を招待する形で、費用は両家折半に。それぞれ親の好みなどを聞いて、静かに食事できる場所で、今後の結婚準備の進め方などについて話し合いましょう。
「結納」…仲人が両家を往復して結納品を届ける「本格式結納」、仲人は立てずに両家が一堂に会して行う「略式結納」があり、現在は略式が多く行われているようです。さらに、ホテルや料亭・レストランなどの結納のパックプランを利用するのも安心。最近は結納品や結納金・婚約記念品を省略するカップルも増えていますが、これらは一つひとつに意味あるもの。二人の経済力に見合う内容で、きちんと形を整える方が、両家の節目・記念としても意義深いものになるでしょう。
「結納」で用意するもの
~男性側~
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●結納金 |
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女性の結婚支度金として、男性が渡すのが結納金。月収の2~3倍が相場といわれるが、50万、70万、100万円とキリの良い金額で贈る場合も多い。新婦の親へ、ここまで育ててくれたことへのお礼の意味合いもあるが、最近は省略したり、金券や結婚記念品のみ贈ることも。 |
| ●結納品 |
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熨斗(のし)、勝男節(かつおぶし)、寿留女(するめ)、子生婦(こんぶ)、友白髪(ともしらが・麻糸や麻ひも)、末広(すえひろ・無地の扇)、家内喜多留(やなぎだる・柳の木でできた酒樽)の9品目の場合が多い。かつては両家を結びつける祝宴の酒肴として用意されたものだったが、今では縁起の良い飾りとしての意味が強い。7品・5品に省略する場合も。 |
| ●目録 |
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結納品の品目や数を記したもの。 |
| ●結婚記念品 |
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指輪(エンゲージリング)が一般的 |
~女性側~
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| ●受書 |
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結納品を受け取ったしるし。あらかじめ目録と内容を揃えておく。 |
| ●結納返し |
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そもそもは結納金の1割程度(3割~半額返しの地域もある)を女性側から返すもの。一般的にはスーツや時計などの品目を贈る場合が多い。 |
顔合わせと結納
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顔合わせ→結納 一般的にはこのスタイル。両家顔を合わせて、後の親戚として親交を深め、具体的に結婚準備の進め方などを話し合えるので、段取りよく進めることができる。
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結納のみ 実家同士が遠方であったりする場合は、結納後の祝膳で両家の顔合わせを兼ねることも。準備の際に両家と密に連絡を取ることが重要。
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顔合わせの食事会のみ 格式ばらずに婚約を祝いたいカップルは、食事会のみ、という場合も。純粋に顔を合わせるだけか、婚約記念品を交わすかなど、事前に打合せをしっかりと
3)式の準備
・結婚式準備で、家族としての絆を深める
いよいよ本格的な結婚準備へと向かいますが、どの程度の親の意見を反映させるべきか、一度は悩むところ。両家の慣習や環境、意見の違いを考慮することも必要です。会場のコーディネート、料理、衣装と、どうしても親の希望より自分たちのスタイルを通したい場面も出てくるものです。しかしどのような場合もしこりが残らないよう、相談や報告をきちんとすること。そのやり取りを重ねることで、互いの親と家族としての絆が深まっていくはずです。さらに、手作りWアイテムなどを手伝ってもらって、一緒にWを作り上げていくのも、良い思い出になります。
・感謝を伝える「しかけ」を散りばめる
結婚式当日は末席に座り、何かと忙しくしなければ両家の親ですが、これまで育ててくれた彼らへ感謝の気持ちを届けるのも大事な心得の一つです。ウエイトベア、両親へケーキ入刀のプレゼントや親からのラストバイト、父や母に介添えをお願いしてのお色直し入場・退場…。随所に親への感謝を込めた演出を散りばめましょう。そして、何よりもストレートに感謝を表せる花束贈呈と手紙の朗読も、お忘れなく。
(挙式前日)
●ゆっくり家族と過ごせるよう準備は余裕を持って 式前日まで準備を引張って、家族とあまり話ができなかった!なんて状況はもってのほか。余裕を持って準備を終わらせ、前日には家族と過ごす時間をしっかり確保しましょう。
●親へのお礼の挨拶を 多少気恥ずかしくても、親へこれまで育ててもらったお礼をしっかり伝えるのも、ひとつのけじめです。特に式当日は、二人も親も忙しくてゆっくり言葉も交わせないので、前日までに感謝の気持ちを伝えましょう。
●前もって会場に宿泊、という選択も 会場が遠方の場合など、前日から宿泊して準備するということも少なくありません。二人だけが宿泊する場合は、親への挨拶などは園前にしっかり済ませておくのがベスト。また、予算が許すならば親も一緒に宿泊し、ディナーなどをゆっくり一緒に楽しむのも◎。ホテルのパックプランなどには宿泊費の割引特典がある場合も多いので、活用してみてはいかがでしょう。
(挙式当日)
●当日はとても忙しい親への労わりを 挙式当日はゲストへの挨拶で、親も新郎新婦と同じくらいに忙しいもの。ただし、当日一番頼りにできるのも親です。タイムスケジュールと見合わせながら、お願いしたいことを事前にまとめて伝えておくと、親も心の余裕を持って当日を迎えられます。
* 親にお願いしたいこと *
【スケジュールの例】
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| ●会場入り |
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・両家の控え室に入って、親戚の出迎えや来客の対応
・衣装を着て身動きが取れない花婿の身の回りの用意
・スタッフへの心付けなど、細かな手配 |
| ●挙式 |
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・親族紹介(挙式後・もしくは前)で両家それぞれの紹介
・親族の集合写真(チャペル式や友人参列の時は、全員集合の場合も) |
| ●披露宴 |
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・各テーブルを回っての挨拶
・入退場の介添えなど、演出での登場
・花婿のお色直しの手伝い
・感謝の手紙、花束贈呈での登場
・ゲスト退場の際、出口にて新郎新婦ともに見送り |
| ●終了後 |
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・スタッフや司会、受付をしてくれた人などへのお礼
・控え室で荷物をまとめる
・精算などの手伝い |